
調査事例
Examples of Research Conducted
●事例1【開発品の市場性評価】
A社は同一疾患領域に2剤開発中の薬剤があり、開発の優先順位を付けることを目的に製品の市場性を推計する調査を希望した。問題は、その2剤のプロフィールも多少その中で不確定要素があり、流動的な状態での調査が必要となった。
ティー・エム マーケティングの提案
最終的なアウトプットとして希望されていたのは開発中の製品の推計処方量のため、製品概要を見せる必要から定量的な面接調査を実施。内容としては、最も開発プロトコールに近い製品を説明した概要を読んでもらった上で予想される処方量を確認。これをベースケースとしてとらえ、更にそこから変わる可能性のある製品の特性(投与経路や適応症など)のインパクトを測るためにコンジョイント分析用に属性と水準を組み合わせたカードを提示しながらそれぞれの製品を評価してもらった。この結果を分析した上で得られた各属性や水準のもつ選考度への影響からシェア予測を行い、元のベースケースとの比較から数あるシナリオごとの推計処方量を計算。この結果をもとに、開発シナリオごとの優先度を付けることが可能になった。
●事例2【複雑な市場構造の中での製品の市場性評価】
B社が開発を進めている製品が適応になる領域は、患者が、複数ある薬剤の選択肢の中から薬剤を選択するという可能性が高い。よって売上げ予測をするには処方する側の医師と処方される側の患者の両方の意見から最終的な推計処方量を確認する必要から調査を依頼。
ティー・エム マーケティングの提案
一般的な疾患領域と異なり、患者側の意見が処方を左右することが大きいことが元々の仮説としてあるため、医師のみの処方意向からでは十分に信頼できる推計処方量を得られない。つまり、選択肢の中から医師が勧めるものと異なる製品を患者が希望する場合があり、これが最終的には医師の予測とは大きくずれる可能性がある。よって医師と患者の両方に対して調査をし、医師の場合は複数の製品の中からどれを患者に勧めるか、患者に対してはそれぞれの製品を勧められた場合は受け入れるか・拒否するかを確認しながら、複数の選択肢を提示された場合の選択など、あらゆる状況の判断を処方の両方の立場からの意見と通して総合的に推計できるように調査票を設計し実施した。
●事例3【上市後早期のマーケティング計画のチェック・見直し】
C社は、薬剤A:60%・B:25%・C:15%の売上シェアで構成されているマーケットに 4剤目として製品Xを上市した。
製品Xは、薬剤Aに十分対抗できる製品特性があり、薬剤Aをコアターゲットにしたマーケティング戦略を実施する。よって、調査においては、薬剤Aから製品Xへの処方スイッチが戦略通り行われているのかチェックしたい。
ティー・エム マーケティングの提案
新製品の上市において、約1年の使用・処方の好不調がその後の売上を大きく左右す ると考えられるため、早期に時系列での分析が可能な調査が必要である。
一般的な方法として、毎回の調査ごとに、フレッシュサンプリングをしての電話調査や郵送調査があるが、今回の目的を達成する為には、パネル調査が最適であると考え提案した。パネル調査は、対象者を固定することで、フレッシュサンプリングによる調査では分析できない面(ドクター)と量(処方量)の両方で、製品Xがどの程度A剤を侵食できているのか、勝ち負け分析も含め定期的にチェックし、早期に戦術を見直し実行に移すPlan-Do-Seeのサイクルへ落とし込むことが可能になった。




